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冷麺王宮

 

2007/02/10 (土)

雑感
好きな作品やマイナーだろうけど面白いものを書いていくコーナー。

隠居の日向ぼっこ
新潮社
杉浦 日向子(著)
発売日:2005-09-15
おすすめ度:5.0

▼杉浦さんが亡くなって、しばらく経つ。江戸時代そのものを空気ごと描ける作家さんは、杉浦日向子以降、いまだ不在のままだ。寂しいよう。杉浦作品は、その世界に丸ごと遊びにいくような、そんな感覚がある。ディズニーランドは夢と魔法の国だけど、杉浦作品は、そのまま江戸と粋の世界。着の身着のままふらりと遊びにいって、その世界を存分に味わう。僕は彼女の描く江戸が大好きだ。

この本は、蚊帳、踏み台、へちま、おひつ、ゆたんぽなど、かつて日本の季節の風物詩だったさまざまなアイテムを、ゆったりと紹介しつつ楽しむ1冊。江戸から幕末、明治大正昭和という歴史の流れの中で、かつてはどの家庭にもあったようなアイテムについて読むのは、楽しいひと時だ。

閉鎖サイト
個人ウェブアーカイブというものを考える。ずっと前からテキストサイトの人も提唱していたような感じのものだけど、ここしばらくで前よりずっとアーカイブしやすくなっている状況ではないかとちょっと思い始めたわけで。

DreamHost
http://www.dreamhost.com/

こういう海外のレンタルサーバーだと、だいたい月5〜10ドルで容量200ギガとか笑えるくらい容量があったりする。これだけ容量があると、閉鎖されそうなサイトや好きなサイトのアーカイブをどばどばと貯蔵していけるんじゃないか。あとポッドキャスティングやネットラジオも保存できる。

著作権関係の処理が最も大きな問題で、これをどうするか。個人サイトの場合、管理人にメールで許諾を得るということが必要になると思うし、これはラジオ等もしかり。

もっとも、同意・許諾が得られない場合でも、.htaccessで自分のIP以外弾くとか、パスワード制にするとかで、絶対に自分以外の利用ができない状態にすれば、著作権法の範囲内での、私的利用のための複製ということで問題ないと思う(ただしこれは個人的見解であって判例等があるわけではない。けど概ね問題ないはず。)。

ブログじゃないホームページで、閉鎖して惜しいサイトは山のようにあって、いくつかの好きなサイトもどこかへ消失してしまい本当に残念。よくあるパターンだと、更新停滞している状態で、サーバーの利用期限が来て自然消滅、というのがあると思うんだけど、こういうの本当に残念だしなあ。ウェブサイト諸行無常。あと考察系もそうだけど、データベース型サイトの消失もまた非常に惜しい。近未来的にはウィキペディアがそのあたりは吸収していくのかもしれないが、オーマイコンブのリトルグルメを全部自分で作って写真とってあったサイトとか、もったいないんだよなあ。

とまああーだこーだとウェブサイト雑感。相変わらず場末のテキストサイトの生き証人的コメントです。あとmixiという第2インターネット上のアーカイブは、パスワード認証を取っている以上、全体のアーカイブはこれは構造的に極めて困難ですな。mixiに就職してサーバーごとバックアップするしかないな、わはは。